西武、別の５選手にも現金

プロ野球の西武球団がアマチュア２選手に不正に現金を供与していた問題で、西武の調査委員会（池井優委員長＝慶大名誉教授）は4日、中間報告を行い、別の５選手にも契約前に計6160万円を支払っていたことを明らかにした。また高校・大学の指導者ら延べ170人に、選手入団の謝礼を渡していたことも分かった。

5人に現金を支払ったのは1978年の球団誕生から、日本プロ野球組織（ＮＰＢ）が裏金根絶をうたった2005年6月の「倫理行動宣言」までの間。契約金や年俸の前金という名目で、1人当たり約30万―2800万円を渡していた。うち2人は当時学生で、日本学生野球憲章に違反していた。

03年ごろまでに数回、学生をテストしたり、西武の練習に参加させたこともあったという。


ＮＨＫ受信料不払い訴訟
ＮＨＫの受信料不払い問題で、東京都内の弁護士１０人が４日、ＮＨＫが受信料の支払いを求めた訴訟の被告を支援するための弁護団を結成したと発表した。

弁護団によると、訴訟は現在、東京地裁や東京簡裁で計３件あり、いずれも都内の男性３人が約５万３０００円～約４万１０００円の支払いを求められている。３人は「北朝鮮拉致問題など、政治の影響を受けて公正な報道がなされない」などの理由で支払いを拒み、訴訟でも争う方針という。

弁護団の日隅一雄弁護士は「受信料契約の根拠となる放送法の解釈など、公共放送のあり方を問う裁判にしたい」と話している。